ホームセンター大手ホーマック(札幌)株のインサイダー取引事件で前社長が逮捕された携帯電話販売会社ノーステックテレコム(札幌)の元契約社員十人が、会社側に解雇撤回などを求めた労働審判の初審理が二十四日、札幌地裁(宮島文邦審判官)で開かれ、調停が成立した。会社側は元社員に対し、解決金としてそれぞれ七カ月分の賃金に相当する額(平均百二十万円)を支払う。
元社員の代理人によると、調停により会社側は解雇を撤回し、六月三十日付で合意の上での退職とする。
労働審判以前の団体交渉では、会社側は解決金として賃金の二カ月分を提示していたが、元社員の契約が平均七カ月残っていたことから、増額に応じた。
調停成立後に元契約社員たちが会見し、登別市の野村美穂さん(31)は「こんなに早く解決するとは思わなかった。解雇を撤回させただけでも成果はあった」とほっとした表情を見せた。
ノース社は、前社長が逮捕された直後の五月末にホーマック店内の二十七店を閉鎖し、契約社員ら六十人を解雇。
その後、一部従業員が組合を結成し、六月末に解雇撤回などを求めて労働審判を申し立てていた。
組合に参加しなかった元従業員は、賃金二カ月分の解決金受け取りなどで会社側と合意しているという。
(北海道新聞より引用)
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