札幌市内の食堂で働いていた知的障害者四人が、給与を支払われなかったうえ、障害者年金を横領されたとして、食堂経営会社の「商事洋光」(札幌)などを相手取り、約四千五百万円の損害賠償を求める訴えを十三日、札幌地裁に起こした。
訴えたのは道内に住む三十五-五十一歳の女性三人と三十二歳の男性。訴えられたのは同社のほか、障害者支援団体の「札幌市知的障害者職親会」(札幌)と北門信金(滝川)。
訴状によると、四人は昨年までの十三-三十年間、商事洋光が経営する札幌市白石区の「三丁目食堂」に住み込みで勤務。一日十二時間以上働き、休日は月に二日だけだった。一九八九年以降、給与を一度も受け取っておらず、総額は約六千六百万円に上るという。
住み込みの寮は同食堂の二階などにあり、職親会が運営していた。また、同社は九九年、四人の障害者年金の振込先として四人名義の口座を北門信金に開設。以降、無断で全額計約二千六百万円を引き出したという。
食堂は昨年十一月ごろに営業を停止し、商事洋光の経営者らは現在、連絡が取れない状態。同社は八九年から職親会に加盟していた。職親会は「(障害者に適切に対応していると)商事洋光を信用していた。今後の対応は訴状をよく読んで検討する」とし、北門信金は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
(北海道新聞より引用)
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